【真珠腫性中耳炎】術前・術後の記録④

ライフ

真珠腫性中耳炎の手術後2週間から、3年経った現在までの様子です。

聴力検査は良好。しかし…

左耳が聴こえない不便な日々にも慣れていき、明日はやっと2週間後検診。

経過はよかったので耳の詰め物を外す
すると、今まで通り普通に聴こえてひと安心。

鼓膜も綺麗に再生されており、聴力もだいぶ戻ってきていたけれど、チューブはまだ取れなかった。
鼻から強く息を噴いても鼓膜はビクともしない。
外耳側に張ることもなく、内側にへこむこともなかった。

その時にやっと、こんなにも耳管の機能が落ちていることを自覚。

術後に耳が回復に向かうと同時に、耳管に空気を通す練習を道具を使ってすることになった。
逆に言うと、器具を使わないと私の耳管は空気が通らないということだ。

その時に使っていた医療用の器具イヤーポッパーは、次の1か月後検診までお貸りする事に。
これを使うと耳が抜けて気分爽快!
耳鼻科で買うとAmazonより少し安いようだった。

普通に聴こえているようでも、これを使用した後はさらに音が大きく聞こえるので、検査で注意するほどではないにしても、やはり聴力は少し落ちているのだと分かる。

結局、耳管の通りが悪いというのは耳が聞こえないわけでもどこかが痛いわけでもないので、取り急ぎ治療をする必要もなく、しばらく経過観察をすることになった。

味覚異常の症状も発生

また、このころには味覚異常を感じていた。
味覚異常というか、普通に味は分かるのだが、口の中に何もない時に口の中が酸っぱい感じがする。

味を伝える神経の障害による味覚障害
鼓索神経は、中耳を通るので、慢性中耳炎がある場合に味覚障害を生じます。また、中耳炎の手術の際、中耳病変除去のため鼓索神経に触れたり引き伸ばしたりすると味覚障害が生じることがあります。

味覚については手術の前にドクターから「神経を触るから一時的に味覚異常が出るかもしれない」と聞いていたので、あぁこの事かなという感じだった。
これも特に治療は必要なく経過観察ということに。 

1か月後検診で鼓膜のチューブを抜く

術後1ヵ月の検診でやっとチューブを抜いた。

残念ながらチューブを抜いても耳管の通りは変わらなかった。
そもそも耳管の機能自体が弱っているので当たり前だけど。

味覚異常もまだ元に戻っておらず、ドクターに相談すると「長い場合は1年ぐらいかかるかもしれないし、もしかしたら戻らないかもしれない」と。

この時は正直、手術を受けても完全には治らなかったと残念な気持ちになった。
でも正確には、真珠腫性中耳炎は改善されたが、それよりもっと根本的な耳管の機能の悪さに気が付いたということになる。

真珠腫性中耳炎はあのまま放置しておくと、内耳の骨を溶かして巨大化し顔面神経麻痺を引き起こしたり、最悪な場合は脳神経に影響を及ぼすと聞いていたので、手術を受け成功しただけでも良しとしたい。

全ては耳管の通りの悪さが原因

そして現在。

耳はたまに痒くなったら耳かきをしたりしているが、今のところ特になにも症状はない。
真珠腫は再発することもあるそうなので、注意だけはしている。
耳管の通りの悪さは相変わらずで、かと言って悪くなっている様子もなく現状維持といったところ。

耳鼻科に借りていたイアーポッパーは効果抜群だったのだが、若干大きく持ち運びにかさばるので使わなくなり2か月目にはお返した。

代わりに自分で試してみてよかったのがオトヴェント

Amazon.co.jp

写真の男の子のようにバルーンは膨らまないけど💦

でも、片方の鼻の穴にオトヴェントを当てて、片方を指で押さえて「フン」と鼻で息を噴くと1回で耳が抜ける。
とても小さいのでどこにでも持参して、耳が詰まった感じがしてきたら使って耳を通している。
この「耳が詰まった感じ」がするのは、たいてい密室に入った時
あと、気圧の影響なのか、雨の日も詰まった感じがしやすいようだ。

味覚も完全には戻っていない。
食べ物の味は分かるし変な味がするわけではないが、口に何もない時に酸っぱい感じがするのは相変わらず。

これも3年も経って慣れてきた。特にツラいと思ったことはない。
耳がよく聞こえないとか、どこか痛いわけではない。食べ物の味が分からないわけでもない。

50代なので健康上、少しは何か問題があっても仕方ないかな~ぐらいに考えて、今はのんびり自分の耳と付き合っている。

今後もしまた耳に不調が出たら、もしくは真珠腫性中耳炎が再発するようなことになったら、また同じドクターにお願いしたいと思っている。
ドクターはそろそろご高齢だけれど、まだまだ頑張っていただかないと!

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