【真珠種性中耳炎】術前・術後の記録①

ライフ

年齢を重ねると思わぬところに思わぬ症状が出ることも。
真珠腫性中耳炎の手術についての記録です。

真珠腫性中耳炎とは

真珠腫性中耳炎は鼓膜の一部が内側に入り込んで、そこに皮膚の成分(垢)などが溜まって塊となり、白い真珠のように見えることから病名がついたとされている。
「腫」と付くと悪性なのだろうかと不安になるけれど、悪性腫瘍ではない。

真珠腫性中耳炎の詳細な解説はこちらのサイトで。
https://www.hosp.hyo-med.ac.jp/disease_guide/detail/61

この病気は現状、手術以外の治療法がないそう。
そのため手術を受けることになったが、そこまでの経過と術後どんな状況で3年経ったかについて書いていきます。

症状はいつから

約3年前、耳の中がものすごく痒くなり耳かきをしていたら、左耳から長さ5ミリぐらいの膿の固まったようなものが出てきた。

なんだこれ。。。👀

明らかに耳垢ではないと思ったので、近所の耳鼻科へ。
大人になってから耳鼻科にお世話になることはなく「耳鼻科って念入りに診てくれるんだな~♪」とノンキに考えていたら

「左耳の鼓膜が裂けています」と。

鼓膜が裂けていることはわりとあるらしく、裂けていても聴こえるそう。
いつから裂けていたかも不明。

問題は「聞こえる聞こえない」よりも、鼓膜が裂けていることで菌が入り込みやすくなるかもしれないことだった。
体調が悪くなったり、年を取って抵抗力が落ちたりすると耳から菌に感染しやすくなる、と。

その耳鼻科は手術は行っていなかったので、「希望するなら鼓膜を閉じる手術(鼓膜形成術)のできる耳鼻科を受診しては?」と勧められて病院をあとにした。

最初は「鼓膜が裂けているだけ」

症状がなくてもそう言われたら気になって💦
鼓膜形成手術で有名な耳鼻科をググって探し、2週間後に予約した。

その間も特に症状はなく。たまに痒くなったら耳かきをする程度だった。

2件目の耳鼻科は雑誌にも出ていて、ゴッドハンドを持つ医院長がいる有名な耳鼻科だった。
診察の結果、私の鼓膜の破れは鼓膜穿孔(こまくせんこう)と呼ばれるもので、鼓膜穿孔は中耳炎がきっかけでなることが多いと説明された。

発症の原因は加齢か。。。

破れの原因は分からないままだったが、ドクターの推測は子どもの頃にかかった中耳炎がこじれて完治していなかったのでは?だった。
「若い頃はそれでも何も発症させない抵抗力があったのでしょう」と。

そうですね、加齢かぁ

結論は「できれば手術して閉じておいた方がいいでしょう」と。
もっと年を取ってくるとさらに違う感染症にかかる可能性があるそうで。

どんな手術なのか、いくら費用がかかるか、など鼓膜形成術の説明があり、左耳に少し処置をしてその日は終了。
手術は費用も掛かるので(5万円ぐらい)手術するかどうかは次までに返事をすることになり、また1週間後の予約をして帰宅した。

親に自分の幼少期の病歴を聞く

後日、親に自分の子ども時代の耳のことを聞いてみた。
私は5歳ごろ耳の不調があり、親はアチコチの耳鼻科に連れて行ったそう。
どの耳鼻科でも原因が分からず(検査技術も今ほど進歩しておらず)検査しても原因がつかめないまま、最後はいつも中耳炎という病名がついていたとのこと。
よくプールや海に潜っては「耳に水が入った」と大騒ぎするヤンチャ娘だったので、それが原因だろうと思われていた。

親は当時あまりにも悩んで神社にお祓いにまで連れて行ったそうなので、けっこう長く患ったのではないかと思う。

その話を聞いて、2件目のドクターの推測は当たっているかもしれないと感じた。
親のほうは、あの「治ったと思っていた中耳炎」がまさか何十年後かまで娘の身体に影響するとは!と驚いていた。

鼓膜形成手術はあっという間に終わる

鼓膜形成術はわりとよくある手術のようで、数分で終わって帰宅できるとの事だったので受けることにした。
手術当日はあっという間に終了。
よく覚えてないくらい、苦痛も何もなかった。

ですが、術後にドクターが少し気になることがあると。

鼓膜形成手術をしている際に、鼓膜の裏にわずかに影のようなものがあったようで、もしかするとそれが別の病気かもしれない。
とりあえず鼓膜が無事につくか様子をたいとの事だった。

よく分からないので言われる通りに。
日常生活では新しく形成した鼓膜を安定させるために、クシャミや鼻をすすることは厳禁

その後は、ひと月に1回 約半年ほど通院して診察。
鼓膜の様子を見せるのと同時に、ドクターが懸念している別の病気が定期的な治療で治るかどうか(手術をせずに)しばらく通院して処置を続けていた。

ライフ
スポンサーリンク
KABUKIFACE

コメント

タイトルとURLをコピーしました