時代の濁流を泳ぎ切れ!

ライフ

50代は多感なお年頃。
生活スタイルや家族の在り方など環境が大きく変わってくることも。

いろいろな節目を迎える50代。
我が家も、私自身も少しずつ変化しはじめました。

大黒柱が傾いた

2022年4月。
夫が会社を辞めた。

正確には解雇に近い。コロナ禍での経営不振のあおりを食ったとも言える。

夫は長く外資系のIT企業、数社で働いてきた。
仕事はハードだったが、それに見合った収入があったのでバランスは取れていた。

そのまあまあの収入がコロナ禍では会社の重荷となった。
もっと若くて低い報酬で働ける人がいれば、その方が会社も助かる。

年齢的に、会社を辞めると今後はどうなるのか不安しかなかったが、本人は続けられないと言う。

今までは転職先のイスが用意されていての、こちら主体の退職だった。

今回は先の約束もない、何ができるかも分からない状態で仕事を辞めた。

長年にわたる浪費癖

うちの家族はお金の使い方がザルだった。

(ローンを使ってはいるが)新築住宅を2度購入したり、子どもをインターナショナルスクールに入れたり、海外旅行だ、車だ、とわりと派手目にお金を使ってきた。

そのためまあまあの収入であっても貯金がほぼない。

問題なのは、その長年ついた消費スタイルを一気に改められない事である。

ローンも残っているし、外食慣れした食卓で急に節約手料理は難しい。

夫の退職後しばらくは失業保険があるが、失業手当と言うのは1日の報酬上限が決まっていて、
たとえ過去にどんなに収入があった人でもひと月の手当上限は23万円前後になる。

そしてその手当の支給もあと残り1回となった。

我が家はここからどこへ向かう。

新しい働き方

下の娘は芸大に進み、卒業して2年目いまだ就活する気はない。

会社勤めはしたくないそうだ。けれど、やりたい分野での求人はほぼない。

とりあえずアルバイト収入で自分に関する出費はまかなえているが、独り立ちして家賃を払うのは不可能。

芸術分野が好きでそれに関わる仕事をしたい人にとっても、コロナは人生を一旦停止させてしまうほどの大打撃を与えた。

ただ、今はどこででもどんな形でも働ける。

個人が発信して、物を売ったり知識を売ったりして収入を得ることができる。

大副業時代というワードもよく聞く。

そういった背景もあって、娘がそんなに会社勤めが嫌なら無理して就活しなくてもいいかなと思っている。

若いんだから何だってできる、やりたいようにやればいい、と。

自分なりのワークライフバランス

私は週4日パートで働いている。

事務職でパソコンを駆使し、その他ありとあらゆる雑用をこなす。

毎日、目も身体も頭もグッタリだ。

2年前に手術した左耳は加齢とともにあまり良くない状態になってきた。

不整脈の回数も急激に増えている。

自分のすべてが以前と比べて無理が利かなくなってきた。

帰宅して晩ごはんを終えると、ソファでウトウトしたりして他の事は何もできない日が増えた。

このまま日々の忙しさに流されて、疲れて、年老いていきたくない。

自分自身を充実させるには、もっと自由と休養が必要だと考えるようになった。

働く事と同じぐらいか、それ以上に自由な時間を作ること。

きちんと物事や自分の内面に向き合い、他人を理解して、経験を増やしていく時間。

昔なら、自分を満たすにはお金が必要なんだと思っていた。

今は自由な時間が欲しい。静かな時間は最高の贅沢だ。

そう思って、来年度からは出勤日数を減らす事を上司に伝え、準備を進めている。

世帯収入が大きく減っているというのに、謎対応と思われるだろう。

でもこれはどうしても今、自分に必要な働き方改革なのだ。

3人3様の車輪で

以上のように、今うちの家族は安定からかけ離れている。

やっている事もチグハグだ。

人によってはこの状況は不安で不安で病むレベルかもしれないな。

ただ…脳天気というか前向き?と言っていいのか、私にはあまり悲壮感がない。

泣いてもわめいても入ってこないものはもう入ってこない。

半年後ぐらいには何とかなってるんじゃないかな、なんて根拠のない未来(そんな言葉ある?)を待っている😅

実際には、ちょっとがんばらないと生活できなくなる。

今のままでは。

そのがんばり方のベクトルを少し変えていきたい。

トライ and エラーしながら、もう一つの生き方にシフトしていけたら理想的だなぁなんて。

人生のセカンドステージって呼ぶんですかね、そうゆうの?

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